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老腐人の友

スキルもなければ趣味の幅も狭いけれど 35年以上腐っているアラフィフ腐女子です。

本日の老腐女子:18 怪我・病気ネタ

 様よりお借りいたしました。

5:病気・怪我ネタ

今さらな20題、というのでお借りしているのではあるのだけれども、何気に、耽美ややおいの時代には山のようにあった、というか、なんだったらわざわざ自ら病人や怪我人になっていく姿勢、というものすらあった気がするけれども、BLの時代になってからあとの病気ネタというと、割合と社会性があって、偏見や誤解を受けている病気と、さらに二重に受ける性的嗜好への偏見、といったものを描いている場合が多いように感じています。

昔ユーミンが自身の歌詞作りについてをANNか何かでお話されていた時に、歌詞の中に横文字で病名を出した時に、その響きを優先したというようなことを言っていて、やおいや耽美の時代に出てくる病気は、そういうもの、であったと思います。

病気、というので大きなものをもい浮かべてしまい、つい失念したけれども、BLの時代になってからもそれ以前も、風邪の看病という大きなジャンルがそういえばありましたよね。

どちらかが賄いをしてあげるとか、身体を拭いてあげるとか、そういったところから発展していくお話。これはものすごく使い勝手が良いので、きっとこのことをおっしゃっているんですよね、このお題。二次元でもナマモノでも半ナマでも、全部で目にしているような気がする。

長いことナマモノをやり過ぎているからというか、既に人間を長いことやっているからというか、同性では飯を食わせてやろうと身体を拭きながら触ろうと、心の距離は近づくだろうけれど、なかなか身体の距離までくっついてしまうなんてことは起こらないのだよねというのは、どうしたって頭をかすめるのだけれども、私は妄想を素直に楽しめない損な性格だと思います。

その昔買ってきたナマモノの同人誌で、喘息の発作を起こしている相手を犯すという、ちょっと殺人案件でないの?というものがあって、それはどうしても受け入れられなかったけれども、描いた作者さんとしたらファンタジーとして成立しているからお描きになったのでしょうし。

怪我ものだったらまだ、案外、受け入れられる気がするのは、十代の頃の血まみれ大好き時代には、貴族の男が美少年を誘拐監禁緊縛して、少しずつ怪我をさせて、自分を受け入れさせようとするのだけれども、少年は受け入れぬままに死んでいき、死にゆく中で勝利を味わい、貴族のほうでは美しい生き物を壊してしまった絶望と歪んだ達成感を抱くというような、なんだろう、それ、みたいなものを書いたことがあるので思いますけれども、これは怪我ものというよりはSMものなのかな。

こういうものを書いている時にさえ、傷口から膿がでてきたりするよね、とか、ずっと監禁してたら美少年だって汚くなっていくし臭くなっちゃうよね、みたいなことを考えてしまうので、そういうことを考えずにすんだら、穢している相手にというネタも、書けるような気がします。

もっと時間をかけて、エッセイが終了したら同じお題でちゃんと創作をしようかしら。





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